笑顔の素は湘南国際マラソン

2015年1月7日 水曜日
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今回は、お客様からいただいたエピソードをご紹介。

I.Yさんのお母さんが闘病中、息子さんが湘南国際マラソンに出場し、

貴重なひと時を過ごすことができたお話です。

湘南国際マラソンは私の母が闘病中の息子のイベントした。

孫が出場するとわかると、体調の悪い中でもとても楽しみにしてくれていました。

前日に退院したものの、痛みが強く、薬のせいもあり、ベッドでほとんど寝ていましたが、当日はケーブルにチャンネルを合わせ、直前には電話をくれました。

「今からでしょ!ばーば見てるからねー」と。

意外と元気な母の声に、一人留守番させて大丈夫かと心配していた気持ちも少し和らぎました。

 

いよいよスタートし、私は携帯片手に応援し、思ったより早くゴールできた息子を見届け、すぐ母に電話しました。

「今ゴールしたよ!意外と早かったよ!」

おそらく、いつものように朦朧としていたのか、「うん・・うん・・。見つけられなかったけど帰ってきたら撮ったの見るさ・・・眠いから・・」とすぐ切りましたが、

母も安心し、ほっとしたようでした。 

 

帰って約束通り、一緒に録画した湘南国際マラソンを見て、結局息子は映ってなかったようですが「すごいさー、すごいさー」とずっと息子をほめてくれました。

「ばーばのお父ちゃんも那覇マラソン完走したから、血を引いてるねー」なんて昔話や孫のこれからが楽しみだ~なんて話でその日の夜は盛り上あがりました。

それから二週間後母は自ら入院したいと言い、癌の痛みと戦いながら、最後は大好きな沖縄民謡を意識のほとんどない中で唄い、唄い終わって息をひきとりました。

ずっとずっと痛い中でも、孫たちといるときだけは笑顔が見られました。マラソンの日も。

出来上がった写真を母に見せる事はできませんでしたが、私たちが写真を見るたび あの日の電話の声や笑顔を思い出し、それもまた、いつかきっと、母との楽しかった昔話になるはずです。

 

(I.Yさんのエピソードより)

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