走ることで生まれる自分の特別な時間

2015年2月11日 水曜日
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昨年、1月30日熊野古道トレイルランレース(50km)を完走し、2月に丸亀ハーフマラソンを1時間30分でゴール、4月はとくしまマラソンを3時間30分で走った佐藤裕子さん。

今年からはトレイルランにはまっていて、毎週土曜日に藤井寺〜焼山寺往復、日曜日はパーソナルトレーニング、平日は思いつきで片道6kmの通勤ラン、深夜10kmランなど月200kmを目標に練習してきた。

現在、看護師をしている佐藤さんが走るきっかけとなったのは、20081225日の時のこと。

佐藤さんは子どもたちと過ごすことが好き。けれど、日頃の仕事が忙しく、子どもたちと一緒に過ごす時間を作ることが難しかった。

 

病棟勤務の時は、夜勤の入りと明けも走っていた佐藤さんは、なんとか子どもたちとかかわる時間を持ちたいと思い、子どもたちと「夜のお散歩」に出かける。

 「雪の日でも、子どもたちの小さな手をにぎり自分のコートのポケットに入れて歩きました。なぞなぞや、しりとりで盛り上がるのに飽きた頃、誰かが、ちょっと走ってみる?って言い出したのが始まりです。子どもをおんぶして走ることもありました。」

そして、子どもたちと過ごす時間と共に、走る時間も増えてきた。

 

「走り始めてから、色々なことに負けそうな自分から、少しずつ進化することができました。走るきっかけをくれた子どもたちには感謝しています。」

佐藤さんにとって、走っている時は特別な時間。気持ちが充実し、自分が一番輝ける。色々なことを考える。自分をリセットすることができたり、走った後の達成感を得られることが好き。

 

そんな中、佐藤さんは、右股関節炎症のため水がたまり2ヶ月間、ランニングの練習を休んでいた。

記録が難しいなら、せめて記憶に残るレースにしようと、インターネットで見つけたこの着ぐるみを着て職場の仲間と『阿波吉野川マラソン大会2014』に出場した。

「走るのが初めての人を含めて、みんなで走る機会を増やそう」と、職場のチームワーク向上のためにも、今大会に出場した。自分のタイムより、仲間を思いながら走ろうと思った。

「応援しながら走るって楽しい〜」と。

 

佐藤さんは、ハーフ初出場の女性スタッフたちやナスの着ぐるみを着た男性スタッフたちと、スタートを切った。

走行中は女性スタッフの体調ばかり気にしていたが、ナスの気ぐるみを着ていた男性スタッフの一人が熱中症寸前に。 

佐藤さんはその男性を応援しながら併走した。そして、男性スタッフと佐藤さんは2時間43分53秒で無事にゴール。

「最後は熱中症寸前のナスちゃんの手をとって万歳のポーズでゴールしました。」

結果的にはチーム全員完走できたことが、佐藤さんは何よりも嬉しかった。

 

佐藤さんは、60歳までにウルトラトレイル・マウントフジや、そのショートバージョンのSTY=静岡から山梨(英名=SHIZUOKA To YAMANASHI))に出場して完走するという夢を持っている。

また、絵本が大好きな佐藤さんは、以前、子どもたちに読み聞かせをすることもあった。

「走れなくなったら、また子どもたちに読み聞かせをしていきたいです。」

走ることで人生をより充実させている佐藤さんは、走るきっかけをくれた子どもたちと共に過ごすことにも、さらなる夢を抱いている。

(文責:石渡 素子)

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