いけるか入賞!

2015年3月18日 水曜日
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2011年から今年で5回目の出場となった『美作市F1ロードマラソン大会in岡山国際サーキット』。サーキット場は滅多に入れるところではないので、秋元さんにとって年に一度の楽しみなイベントなのだ。

「きれいに舗装されたコースなので、とても走りやすいです。だからといってラクなレースだと思ったら大間違いなんですけどね」

 

 直線は平坦な道のり。しかしカーブになると傾斜。本物のサーキット場というのは思いの外、アップダウンが激しいのだ。しかも、マラソンコースはサーキット場を飛び出して、一般道も使用する。岡山国際サーキットは山の上にあるため、一度途中まで降りて、折り返し地点を通過したのち、また山へ上がって行かなくてはならない。

「私はいつも10kmの部に出場しているのですが、10kmでさえペース配分を間違えると歩くことになってしまうんです」

 秋元さんは毎回、自己ベストを狙っている。昨年は40分ちょっとだったので、今年は39分台を目標にしていた。

 

 スタートラインに立つ際、実力者は前へ行くことが暗黙の了解。秋元さんは今回、なんと自ら最前列に並んだ。しかも、まわりからの割り込み等はほとんどなかった。紛れもなく実力を認められた証拠だった。

「タイムからいって優勝なんておこがましい。だけど入賞ならいけるんじゃないか」

 そんな思いが頭の中をグルグル回った。

 

 

レースの火ぶたが切って落とされた。ハイペースで走ったつもりはないのに、秋元さんが先頭に立った。

「どういうことだと思いましたね。なぜ誰も行かないんだと。でも、前に誰もいない状況って、とても走りやすいと思いました」

 前の選手との接触を気にしなくてもいい。しかし、その安堵感は微かなものでしかなかった。背後からの見えないプレッシャー。こちらのほうが支配的だった。

「圧倒的に速い人が何名かいるので、いつ動くんだろう、いつ追い抜くのだろうと、気持ちの悪さがありました」

 そして1km手前で、本来の優勝候補たちが秋元さんを抜き去った。

「やっぱりという感じです。ようやく、本当の意味でのレースが始まったと思いました」

 

優勝は無理でも6位までには入りたい。前半は調子よく走ることができた。だが、8位で折り返すも、そこからの登りでペースが落ちてしまう。6位までが入賞なので、これではいけないのだ。

 ところがペースが上がらない。登り坂が苦しい。追いかけても追いかけても遠のく7位との距離。

 

 結局、秋元さんは8位でゴールテープを切った。前の選手とは1分以上離されてしまった。それどころか、9位の選手にかなり詰め寄られていた。その差は25秒。

順位は不満だった。それでもタイムには満足した。38分35秒。目標だった39分台を遙かにしのぐ記録が出たのだ。

「年齢を重ねても自己ベストを出せるのがマラソンの魅力なんですよね。自分はまだまだ伸びるような気がします!」

 

来年はもっといい順位を目指す…のかと思えば、ハーフマラソンの部へ変更することも視野に入れているという。10kmかハーフか。どちらを選択するにせよ、今以上の走りを目指すことだけは変わらない。

 秋元さんのさらなる成長を期待したい!

 

(文責:ライター金子塾 滝沢)

 

 

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