集合写真を撮るにも工夫が必要/I.Yカメラマンの撮影秘話

2015年4月1日 水曜日
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1997年にはじまり、毎年ゴールデンウィークに開催される『ひろしまフラワーフェスティバル』。広島最大級のイベントとも言われています。私は撮影の仕事で、5年連続でこのお祭りにおじゃましています。
 パレードやステージイベントなどが5月3日から5日まで行われ、私はステージに登場する様々なチームの集合写真やスナップなどを撮影しています。
 
 チームは本当にバラエティに富んでいます。期間中100チーム近く撮っているのですが、学校主体で参加する小学生のチームや、おじいちゃん・おばあちゃんのチームまであります。人数も300人の団体があるかと思えば、10人も満たないところもあって、とても個性的です。
 
 団体の集合写真を撮影する場合、普通に集まってバシャッと撮るだけと思う人も多いかと想像します。確かにそうなんですが、カメラマンなりに工夫はしているんですよ。
 例えば、300人の大所帯チームなら全員がひな壇には乗れないので、地べたに座ってもらったり、寝転がってもらう場合もあります。苦肉の策ともいえますが、それがかえってライブ感が演出して、気取らない素の写真に仕上がるんです。
また、人数がたくさんだと「前の人の頭に重ならないようにね」と言うんですけど、全員がしっかりと顔全部を出して撮影するのは非常に難しい。顔の上半分は出ているけど、口やあごは隠れて見えてないなんてよくあること。少ない人数なら、こちらが発見できるのですが、大人数だとさすがに限界ありますね。
 
 なら、少ないグループなら簡単だろうと思うかも知れません。でも今度はカメラマンのセンスが必要なんです。例えば、10人ぐらいの小さいグループがあったとして、横一列に並べて撮影すれば顔が隠れることはない…。でも違うんです。
 写真には構図というものがあり、人をどう配置すればバランスが良いのかという問題があるんです。横一列に並べてしまっては、横長になりすぎて、上がポッカリ空いてしまいます。そうするとバランスは良くないし、寂しい写真になってしまいます。
 10人であっても、ひな壇を使って縦に2列にして撮影をします。そうすれば収まりのいい写真を撮ることができるんです。
 お祭りですから、「ポーズをとるからこれで撮影してほしい」という要望もあります。もちろん大歓迎です。元気の良いグループはこちらもテンションが上がるから楽しいです。
 これまで夕立にあったことはありますが、毎年天候には恵まれています。今年もまずは良い天気でイベントが行われることを願っております。
 
(文責:ライター金子塾 滝沢)
 

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